理事長挨拶~日本眼形成再建外科学会 JSOPRSにようこそ

令和元年という節目の年に、日本眼形成外科学会の理事長を拝命しました。今や世界中で注目を集める眼形成の日本における組織を作るため、平成25年に名古屋で立ち上がった本学会も早いもので7年目となります。学会の創立にご尽力いただいた愛知医科大学の柿崎先生が当初から理事長を務めてくださったそのバトンを受け継ぐことになり、重責に身が引き締まる思いです。

眼形成はまさにこれからの分野です。医療技術が進む中、病気の治療のみならず整容面への要求も高まっている現在、眼形成に求められるものはより多くなっております。手術成果がその人の外見と直結するため、期待以上の結果を得た患者さんの喜びは白内障手術に劣りません。優れた手術を提供するためにも、眼科、形成外科などの垣根を超えた知識の共有こそ、これからの眼形成医療には必要となるのです。また全国どこででもある一定以上の高度な手術を受けられるよう、技術の拡散も課題の一つです。

日本眼形成再建外科学会は、発足当時から「日本にいながら国際学会のような充実感」を目指してきました。毎年様々な土地で内容も充実した学術集会を開催させていただき、少しずつですが裾野を広げつつあります。

手術技術の研鑽、またその技術の流布、最先端の情報の共有を本学会はこれからも目指していきます。このインターネット時代に創立した学会であるからこそ、その機能を駆使した情報提供なども期待していただけたらと思います。眼形成の知見を形に残すべく学会誌の発行も必要と考えています。また不当に低い眼形成手術の点数改正の改革をするなど、社会的な役割も意識して活動してまいります。

これからさらに成長を続ける日本眼形成外科学会のために、若輩ではありますが邁進させていただきます。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

令和元年七月

日本眼形成再建外科学会理事長
慶應義塾大学病院眼科
野田 実香